
このたびAeyeScanが5周年を迎えることができたのも、皆様のご支援・ご愛顧の賜物と心から御礼申し上げます。サービス開始からこの5年間で、AeyeScanは、診断ツールからセキュリティマネジメントの包括的なソリューションへと進化を遂げました。
■市場背景と製品コンセプト
DX推進に伴い、複数のWebサイトやWebアプリケーションを高速で展開するケースが増加する一方、セキュリティ人材の慢性的な不足により、事業スピードにセキュリティが追いつかない状況が続いています。脆弱性診断を外部委託だけに依存する従来の方法では、コスト・スピード・工数の面で大きな課題がありました。
「AeyeScan」は、高度なAI活用による自動化を強みとし、“誰でも簡単に、プロさながらの高度な脆弱性診断を”というコンセプトのもと、診断の内製化を強力に支援してきました。これにより、企業は「事業成長スピード」と「セキュリティ」の両立を実現できます。
こうした背景と強みを活かし、「AeyeScan」はこれまでに300社以上に導入され、国内市場においてシェアNo.1も獲得(※1)。幅広い業種・規模の企業にご利用いただいています。
■5年間の歩み
リリース以来、業界の課題やお客様の声に応え、継続的に機能拡張・進化を重ねてきました。
2020年:手動巡回機能リリース
2021年:API連携機能リリース
2022年:英語対応・タスク管理機能・リモートブラウザ機能リリース
2023年:APIスキャン機能および強化版・生成AI機能リリース
2024年:SSO機能・Web-ASM機能をリリース
2025年:セキュリティマネジメントプラットフォーム「AeyeCopilot β版」リリース
診断ツールとしては、2023年の生成AI機能リリースにより、精度・スピードが大幅に向上しました。
さらに、生成AIでWeb資産の可視化・優先度判定を実現するWeb-ASM機能の追加や、脆弱性診断の統合管理を支援するセキュリティマネジメントプラットフォーム「AeyeCopilot」のリリースにより、「AeyeScan」は、単なる診断ツールにとどまらず、包括的なセキュリティマネジメントのソリューションとして進化を遂げています。
■導入実績と評価
導入実績:有償契約300社以上(NTT東日本、マネーフォワード、ミズノほか)
顧客満足度:導入のしやすさ 4.6、使いやすさ 4.4、サポート品質 4.4(※2)
国内シェア:No.1(※1)
今後も生成AIを活用したプロダクト開発により、作業効率向上や新たな価値創造など、経営におけるセキュリティ課題解消に貢献してまいります。
また、セキュリティの進化発展に取り組み続けることで、より一層のマルチプロダクト化を図り、国内のみならず海外でも通⽤するプロダクトを⽬指し邁進いたします。
※1:富士キメラ総研調べ「2024 ネットワークセキュリティビジネス調査総覧 市場編」Webアプリケーション脆弱性検査ツール〈クラウド〉2023年度実績、ITR調べ「ITR Market View:サイバー・セキュリティ対策市場2025」SaaS型Webアプリケーション脆弱性管理市場:ベンダー別売上金額シェア(2023年度実績)
※2:ITreview 2025年9月30日(レビュー総数43件)時点